SUM関数いろいろ [Excel]
Excelは表計算ソフトであるコトは衆知の事実ですね。その中でも一番基本的な関数「SUM」について、いろいろ書いておこうと思います。
「SUM」関数の機能は、「引数指定したセル範囲の数値の合計を返す」です。
もっとも簡単な例はこんな感じでしょうか。
[図1]
セルA1からA10までの数値の合計を求めています。
※A11=55
この関数が「+演算子」と異なる点は、文字列や論理値の処理だと思っています。
「+」は文字列を足し算しようとすると[#VALUE!]を返しますが、SUM関数は文字列を無視して足し算します。
また「+」は論理値[TRUE]は1、[FALSE]は0として足し算しますが、SUM関数は論理値は無視して足し算します。
[図2]
SUM関数と、+演算子の機能比較
このように一見同じことをしている2つでも、場合によっては異なる値を返します。
そして、SUM関数にはできて「+演算子」にはできないことがあります。その代表格が「串刺し計算」、またの名を「3D集計」というものです。
「串刺し計算」とは、「複数シートにまたがって行う演算」のことで、同様のセル構成の表が複数シートに存在する場合に利用されます。
式の記述の仕方は、「=SUM(左側シート名:右側シート名!A1)」のような形になります。
[図3-1]
1月シート。
[図3-2]
8月シート。1月と同様の構成です。1から12までのシートはすべて同じ形になっています。
[図3-3]
年計のシート。図のような数式を入力します。
「+演算子」でも地道に入力すればできなくはないのですが、SUM関数を使ったほうが圧倒的に簡単です。
最後に、オートSUMのショートカットキーを紹介しようと思います。
SUM関数はなんだかんだいって利用率が高いので、素早く入力ができると作業効率も上がるってものです。
オートSUM:「Alt」+「Shift」+「=」
「=」はひらがなの「ほ」のキーです。はじめは押しづらいかもしれませんが、なれると結構快適にSUM関数が入力できますよ。
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